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ヒトラーの演説を心理学で考える

ナチス・ドイツの独裁者だったアドルフ・ヒトラー。

彼は世界の歴史に大きな影響を与え、

知っている人は多いと思います。

 

 

ヒトラーの演説は、

人間の心理を巧みに利用していました。

何万人もの観衆を前に、

大衆の心を意のままに操る心理テクニックが隠されています。

 

 

例えば、ヒトラーは演説を黄昏時に行っていました。

人間の思考や判断能力は、

時間帯や周囲の状況によって変わります。

夕方になると疲労や周囲の暗さなども相まって

思考や判断能力が低下することが考えられます。

 

 

心理学ではこれを「黄昏時効果」と呼ばれて、

ヒトラーは思考力が鈍るこの時間帯に演説を行うことで、

自分の意見を強調していました。

 

 

また、大衆に自分の意見をすりこませるために、

演説の最中で同じフレーズを何度も繰り返して語っていました。

心理学では、このような手法を「単純接触効果」と呼びます。

特定の言葉や刺激などを繰り返し人に与えることで、

それに対する警戒心を解かせることができます。

ヒトラーは、「大衆の受容能力は限られており、理解能力は大きくなく、忘却力は大きい」と考えていたので、

自分の政策をワンフレーズのスローガンにして、

同じテーマを違う角度や違う言い回しを利用して繰り返し大衆に訴えかけたのです。

 

 

彼の演説には、ドイツという自分の国の現状を徹底的に非難していました。

そして、どん底の国が数多くの障害を乗り越えることで、

素晴らしい国を作ろうという語り口がよく見られます。

この当時は、世界恐慌がドイツを襲い、

国が経済不況で疲弊していました。

このようにストーリーの演説により、

大衆の心をつかむことは難しいことではありませんでした。

このような心理テクニックは「ロミオとジュリエット効果」と呼びます。

 

 

「ロミオとジュリエット」の悲哀の恋愛物語から名付けられたこの心理テクニックは、

ある目的を達成しようとする過程の中で、障害が多くて厳しいほど、それを乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まるというものである。

例えば、そこらへんの山よりも日本一の富士山に登るほうが気持ちの高まりは大きいことに似ています。

 

 

ヒトラーは演説の中で聴衆に対して、

二者択一び質問や問いかけを頻繁に取り入れていました。

その二択も極端な選択肢であり、

それを聴衆に迫ったのです。

まるで、その他の選択肢がないかのような状況で判断させるようでした。

このように、与えられた選択肢のなかだけで物事を判断してしまいやすいことを「誤前提暗示」と呼びます。

 

 

ヒトラーの演説のなかには、

多くの心理テクニックが見てとれます。

仕事や恋愛などで活かしてみるのも良いです。

 

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